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志木躰道協会


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> 夏季合宿 池内先生レポート
『志木市躰道協会/夏期合宿レポート』
平成17年7月17日(日)~18日(月) 『秋山郷』にて

池内和彦・記
はじめに
志木市躰道協会の夏期合宿が、長野県秋山郷で実施された。
山田重幸先生と指導者が2週間前に現地へ行き、事前調査をして会場や練習内容を検討していた。
7月17日、天気は晴。予報では曇りのち雨であったがはずれてよかった。
夏期合宿の参加者は23名。
金子幸雄会長、山田重幸理事長。指導者は濱崎六三、高橋忠美、池内和彦、西 雅宏、前田賢二、濱田大雅、大竹靖良、星野綾子。会員は丸山朋子、菅美和子、堀内あすみ、宮路夕里、菊池華佳、大道晶子、飯塚 唯、嶋田 優、柴田小百合、野口七海、平野敦也、平野友梨、柴田の母親。
マイクロバスと前田先生の自家用車に分乗し、会員の家族らに見送られて午前7時30分予定通り北朝霞駅前を出発。
所沢インターから関越自動車道へ入る。高速道路は渋滞も無く順調に進む。
赤城パーキングで休憩後、塩沢石打インターで関越道を出て、国道353号線の十二峠を越えて中里村、津南町を通り、秋山郷へ入る。
秋山郷は、長野県栄村と新潟県津南町にまたがる自然と温泉が豊富なところで、10月下旬の紅葉シーズンは多くの人が訪れるところ。
夏の山々は樹木が濃い緑に覆われている景色が続く。

中津川で千本突き・蹴りと気合の調整
秋山郷の屋敷温泉にある秋山小学校(標高668m)には、出発して4時間後の11時30分に到着。
苗場山と鳥甲山に挟まれた渓谷を中津川が流れている。
その清流は、水がきれいに澄んでいる。そして川の水は冷たい。
小学校から対岸へは、吊り橋で渡る。網目の通路からは、下の川が見え、揺れることも手伝いスリル満点。子供達は喜んで揺れる吊り橋を渡っていく。川に石を投げ、しばし遊びに興じている。
体育館で躰道着に着替えてから温泉唯一の屋敷橋へ行き、そこから中津川の川上に300メートルほど入ったところに河原がある。
大きな岩が護岸の上方に位置していることは、大雨になるとこの中津川はかなりの増水となり、重たい岩でも流されていくことを現している。また、河原の大きな岩に大木が一本横たわっている。増水で流された大木がこの岩に引っかかりそのまま置いていかれたものであろう。
今日の中津川は普通の水量であり、音を立てて流れる川が自然の風景にあっている。
まず、この河原で昼食を摂る。
持参した弁当を広げて食べる。おにぎりの人が多い。自然の中で食べる弁当は特に美味しい。
一休み後、中津川の護岸の上で合宿最初の稽古が始まった。
長く伸びた草むらは、高さ30センチまで刈り込んである。
「千本突き」を始める。
横一列となり川に向かって不動立ちに構える。前田先生の号令でスタート。
左右の拳を交互に突いていく。一人が10回ずつの号令を出していく。他の人たちはその号令に合わせて対岸の山に向かって拳を突き出す。200回くらいまでは、元気であるが、疲れてくると腰が上がってくる。「腰を落として!」の号令で少し低くなる。平野敦也はよく腰が低く保っている。600回くらいが最もキツイところ。全員の号令が5順目でやっと千本突きは終了。
足はがくがくとなっている。皆良くがんばった。休憩時間に水分を補給。
続いて「千本蹴り」へと進む。
後屈立ちに構えて、右足から100本、続いて左足で100本。交互に前に蹴っていく。
草むらを30センチに刈り取ったのは、蹴ったときに草むらの高さの上を蹴るようにと、指導者達が事前調査のときに準備をしていたもの。
数の号令と共に声が小さくなってくる。気力で頑張る。800本くらいになるともうろうとしてくる。子供達もよく頑張っている。やっと千本蹴りが終了する。その場にへたり込む者もいる。普段の稽古ではなかなかできない「千本突き」や「千本蹴り」。合宿ということで取り入れた数稽古の鍛錬。全員が成し遂げたという満足感が躰に充満している。
今度は「気合の調整」を行なう。
普段あまりやったことのない鍛錬である。
河原の端に整列して、離れた護岸の上部にいる指導者に向かって、気合を出す訓練。
端から一人ずつ、「エィー!」 「ヤァー!」 「トゥー!」 「タァー!」と四つの気合を出していく。気合は、川の流れの音に負けて、なかなか指導者のところまで届かない。何回もやり直しをさせられるものが多い。精一杯大きな声を出してやっと気合が指導者のところへ届くと、大きく手で丸を掲げて「よし」のサインが出て、列から離れていく。
大自然の中で大きな声を張り上げて気合の調整をすることは貴重な体験となったことであろう。

移動稽古と基本技
その後は、上の原の「のよさの里」へ移動する。
正面には鳥甲山が見える。山の稜線は雲に隠れている。天気が良ければ、フォトロケーションとして抜群にいいところ。
そこでは、移動鍛錬の稽古と基本技の練習を行なう。宿泊客も稽古の模様を見物している。
二人一組となり、運足からの攻防鍛錬も行なう。午後4時となり、これで一日目の稽古は終了。たっぷり汗をかいた。
のよさの里の温泉は男女別の露天風呂となっている。皆ゆっくりと風呂に浸かり、稽古で疲れた身体を癒す。
そこに山田重幸先生の弟さんである長造さん(長さん)と出会った。
飯山で仕事が終わったので、のよさの里に立ち寄ったとのこと。

バーベキューと長さん
温泉からあがると、キャンプ場に移動して、午後5時からバーベキューの準備となる。
長さんも合流し手伝ってくれた。長さんの準備段取りの手際のよさには皆ビックリ。また、話にユーモアがあり引き込まれてしまう。薪に火をつけて、鉄板を温める。その間にドラム缶を椅子代わりに場のセッティングと蚊取り線香の設置をしてしまう。
ビールとジュースで乾杯。いよいよバーベキューの始まり。
山田先生は、野菜が少ないと隣家に調達に行き、アスパラガスとニラとキャベツと油を持ってくる。鉄板が熱くなるとまずアスパラガスを載せる。長さんが味付け用の塩を車から出してくる。新鮮なアスパラガスはすぐ食べられる。頭の方から口へ入れて食べる。美味しい。
肉は朝霞のレストラン三昧から調達。
そこのオーナーの金子光男氏は、肉については一人200gもあれば十分というところを、山田先生は、一人に付き300g以上、合計7kgも購入してきた。
その肉もどんどん焼けてくる。玉ネギ、ピーマン、ニラ、キャベツの野菜にも人気がある。
子供達も沢山食べている。
前田先生がよく動いている。堀内は、みんなの皿に焼けた食べ物を補給して動いている。
「仕事以外によく動く人は必ず成功する人である」と長さんが言う。「仕事で動くのは当たり前。お金を貰わなくてもよく動く人は必ず得が舞い込んでくる」と長さんの哲学講釈あり。
ここまでくると、バーベキューの主役は、長さんであることは皆も認識してくる。長さんは自分では食べずに、皆のために焼肉や野菜を焼いている。
ビールの追加は山田先生からの差し入れあり。皆、飲んで腹いっぱい食べた。
引き続き、スイカ割り。子供達が目隠しをしてスイカに近づく。割るのは拳を握っての正拳突き。スイカには当たるがなかなか割れない。最後に前田先生が挑戦。二回目で見事にスイカが割れ、中の赤い実がでてきた。長さんがスイカを包丁で手際よく切ってくれ、みんなの口に入っていく。真ん中の赤い実のほうが甘い。
後片付けも、長さんの指揮でスムーズに進む。
全員で記念写真を撮ってから、屋敷温泉の山田重幸邸へ車は進む。7時半でも空はまだ明るい。

花火と流れ星
山田邸が宿舎である。30人は十分に泊まれる広さがある。布団も準備されていた。
玄関前のひろばで、花火大会を開始。
空には、宵の明星(金星)が明るく輝いている。
子供達は、それぞれの花火に興じている。大きい打ち上げ用の花火は前田先生が担当。暗闇の中、一瞬明るく光り辺りを照らしていく。
ねずみ花火はくるくると回転しそして最後の音に驚く。
線香花火は情緒がある。
丸山、菊池、堀内らが、ビールを飲みながら見ていた大人たちにも線香花火を配った。大人たちもしばし子供の世界に入り込む。
すべての花火が終了すると、暗闇の世界がまたやってくる。
空を見上げると「北斗七星」が柄杓の形によく見える。その先端を延長したところに北極星がはっきりと見える。皆で北極星を見ていると、その時北極星の右側に「流れ星」が明るく見えた。子供達の歓声が響き渡る。
夏の夜空のロマンが我々をとりこにした。

大人の時間
午後9時になると子供達は就寝となる。
大人たちは囲炉裏を囲んで懇談のひととき。
その囲炉裏が素晴らしい。
周りは立派な一枚木材で四角に囲んである。一辺には大人が3~4人は十分に座れる長さ。
囲炉裏の中は、円形のテーブルがあり下はローラーをつけていて中華料理店のテーブルのように回転するようになっている。中央はやかんにお湯を沸かしている。
この囲炉裏は、山田先生と長さんの二人が作ったと説明があった。
長さんが、蕎麦を作ってくれた。これがまた絶品の美味しさである。信州長野の蕎麦である。
みんなは満腹でありながらも、さらに美味しい蕎麦はまだお腹に入った。
お酒類はあらゆる種類が準備されていた。日本酒、焼酎、ワイン、梅酒、杏酒等々・・・
歓談のひとときは、進んでいく。
高橋先生が、今年の全国社会人大会の説明を始めた。「出場する選手をはじめ関係者が楽しめる大会が社会人大会のモットーである」と話す。志木市躰道協会の一般会員は、選手での出場および進行関係で参加することになった。
山田先生が「社会人大会表紙」のデザインについての構想が話された。
金子会長は、みんなの話を笑顔で聞いている。
宮崎産のまぼろしの焼酎を勧められる。まろやかな味とともに純度の濃さが口中で醸し出される。
大人の時間は、夜遅くまで続けられた。

朝のランニング
18日の朝は爽やかである。朝陽が秋山郷の山々を照らし始めた。
子供達も6時前には起床した。布団を片付け、部屋を清掃している。
山田邸から下って、7時に屋敷のバス停のところに躰道着を着用して集合。準備運動をしてから朝食の会場となる小赤沢のレストラン「平家の釜めしどん」までは2kmほどの距離がある。
そこまではランニングで行く。まずは下り坂みんな猛スピードで下ってくる。まるで箱根駅伝の山下りのようだ。中津川に架かる屋敷橋からは、今度は長く続く登り坂となって、急にスピードは落ちる。子供達も頑張っている。
山田先生がビデオで撮影する。ビデオの前では張り切って力を出している人もいた。
「釜めしどん」には、昨日予約を入れていたので、既に朝食のおかずはテーブルに並べられていた。丸山の指導で、小学生たちがご飯と味噌汁を運ぶ。
ランニングしてきたので、みんなお腹がすいているはずだが、緊張のあまり食が進まない者も中にはいた。大人の場合は二日酔いなのか。
食後、指導者の間で、これからのスケジュールの調整について話し合われた。
レストランからは、散歩をしながら秋山小学校の体育館へと向かった。
往きはランニングで見えなかった秋山郷の景色も、歩きながらだとよく観察できた。

運身と転技の練習
濱田先生によるストレッチ運動から稽古は始まった。ゆっくりと十分に身体を解していく。昨日からの連続の練習でかなり身体に疲労が溜まっている人も出てきた。しかし泣き言を言う人は一人もいない。
大竹先生からは、運身の訓練が行なわれた。
体育館全体のスペースを十分に利用していろいろの運身訓練が繰り返された。
側転は、菊池が上手く見本を示す。前田先生の側転は、身体が軽く自然に体操作が出来ている。
最後は、マットを使用しての「転技」の練習。二組に分かれる。初心者クラスは、前転の練習。
他は上級クラスで、前方空中転回の練習。濱田先生が見本を示す。かなり高い位置での回転。
菅と嶋田が上手く両足で着地して完全に出来るようになる。その他の連中も8割方まで上達しており、もうすぐ完成できるところまで高まった。「もう一回、もう一回」と言って、何回も前宙に取り組む姿勢が子供達にあった。
すべての術技鍛錬は、終了。金子幸雄会長から二日間の術技鍛錬に対して講評の挨拶があった。

河原の温泉と水遊び
屋敷温泉から、8kmほど奥へ行くと切明温泉がある。そこは魚野川と雑魚川との合流地点でそこから中津川が始まるところ。魚野川の河原は温泉が出ている。お湯が熱いときには川の水を入れて温度調節をする。水着に着替えているので、すぐ温泉を見つけて入る。山田先生の確保した温泉に白いビキニ水着の堀内が入ってくる。写真係の宮路がスナップ写真を撮っている。河原の温泉で過ごした子供達は、川遊びに移る。水嵩のあるところでは、ザブンと飛び込み水泳が始まった。川の水の掛け合いも楽しんでいる。みんな思い思いに思いっきり楽しんでいる。
時間となり、帰途に着く。朝食と同じレストラン「平家の釜めしどん」で昼食となる。名物の「山菜釜めし」。かなりの量があるがみんなよく食べている。川遊びでお腹がすいたことだろう。
食事後、土産等を買って、午後2時10分に小赤沢を出発して、帰路を走る。
関越自動車道は、藤岡インターあたりから渋滞が始まった。マイクロバスと前田先生の車が並走して進んでいく。北朝霞駅前には、予定より1時間遅れで到着。家族らが出迎えていた。
思い出と共に
今回の二日間に亘る合宿中、事故もなく、ケガをする者もなく、病気になるものもなく、無事に終了することが出来た。短い期間ではあったが参加した人にはそれぞれの思い出と練習の成果があったものと思う。
指導者達は、下見をはじめとして、練習計画も綿密に立てていた。その他、合宿ならではの企画、また自然環境を利用した計画等々が実行できた。
参加者は貴重な体験を積み重ねていた。
思考、判断、方法、結果、反省 と社会でのプロセスを躰道の理念として掲げていることを志木市躰道協会は実践している。
中堅の指導者達も、十分に思考した内容を実行できた満足感もあるだろう。伸び伸びと行動してリードしている姿が、躰道の実技と行動の理念を実証していた。
それを全体的に見守り、指導している山田重幸先生の手腕も評価されるところである。
小学生の子供会員から、一般青年会員、そして壮年会員と万遍なく所属会員のいる志木市躰道協会は、理想的な団体であり、各種大会でも実績を残している。更に今後の発展を祈念しよう。
by shikitaido | 2005-07-25 20:24 | イベント
志木市躰道協会の日誌
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