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志木躰道協会


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> 第40回 全国少年少女躰道優勝大会
8月4日(土)と5日(日)に宮城県の石巻市総合体育館にて全国少年少女大会と全国高校生大会が行われました。

さあ、いよいよ全国大会。
全てはこの日のために。
保護者も志木T一色。これは全国初披露。
「応援に来たんじゃない。戦いに来たんだ」
保護者も戦っております。
何と?と問われると何だろう?という感じではありますが、とにかく戦ってるったら戦ってるんです。
志木ブルー推参!
相当、青い。


さて、今回は高校生含めて過去最大規模の15名。
それぞれが胸の内に熱い気持ちを秘めて。

相変わらず、長文熱くいきます。
お覚悟を。



・低学年法形男子A
個人法形は2度目の出場。
この競技に集中するため、今年は展開メンバーを辞退。気合い十分。
しかし、法形自体は持てる実力を発揮出来たのですが、単純に実力差で初戦負けしました。
悔しい気持ちを闘志に変え、基本を見直しリスタートです。

・低学年法形男子B
遠征を増やし確実に実力を上げているのですが、いかんせん調子の波が激しく良い時と悪い時の差がありすぎるのがこの子。
日米大会で会ったライバルに初戦負け。
ただ、試合そのものよりも待ち時間の使い方を大人や上級生がもっと教えてあげなければいけません。
来年は高学年。
言い訳が効かない階級になりますので、その部分については徹底的に叩き込みます。
来年、生まれ変わった姿を友(と書いてライバル)に見せつけてやりましょう。

・低学年法形女子A
彼女の両親は石巻出身。
しかもお父さんは小学生の頃、会場である石巻体育館で躰道をやっていたという。
見事に選考会を突破し「お盆にも帰ってないし、こんな機会でもないと帰れないなあ」という両親に帰省の機会をもたらした親孝行娘。
初出場が両親の故郷。
しかし、試合直前に熱中症でダウン。
最後まで頑張って調整しようと、そして試合に出ようとしましたが、無念の棄権となってしまいました。
ただ、これは我々大人側が気を付けなければならなかった事です。

・低学年法形女子B
兄譲りのフィジカルとダイナミックな動作が武器である志木期待の秘密兵器が初登場。
やはり全国が舞台となると頭が白くなってしまったのか、自分の良さが全く出せず何となく入って何となく終わってしまいました。
それでも旗1本もぎ取ってくるのだから恐れ入る。
将来が楽しみな逸材です。

・高学年法形男子A
彼に関しては昨年こう表現しました
「いずれその名を轟かす存在になり得る志木のエース」と。
プレッシャーの弱さを克服するために、『試合前に客席を一周見てから「今から俺が法形するぞ。みんな注目しろよ!」と心で唱えてからコートに入りなさい』と常に必要以上の圧力をかけて送り出した数々の地方大会。
結果、プレッシャーを力に変える技術を身に着けました。
最大の弱点を克服した男は大舞台で躍動します。
ハイスピードからの急激な止め。緩急。静と動。それがこの男の真骨頂。
3度目の挑戦で圧巻の優勝です。さらに最優秀選手賞。快挙達成。
予言からたった1年(もっと前からそうなると思ってたけどね!)で、本当にその名を轟かせてしまった訳です。
しかし、この子の目線は既に上。
慢心なんてしないし、たぶん母ちゃんがそれを許さない。
黒帯の大人と対戦する事をイメージしながら、さらなる完成形を目指して突き進んでいくでしょう。
「志木のエース」から「日本のエース」へ。

・高学年法形男子B
今年になるまで公式戦の個人メダルに縁がなく、Aの子の陰に隠れがちでしたが、実はかなりの実力者。
コツコツコツコツ真面目に。愚直なほどひたすら真面目に。
この子はAの子とは全く色の違う法形を持っています。
基本に忠実。とにかく正確に。
途中、スピードを意識し過ぎて良さを失ってしまった時期もありましたが、本番二週間前に原点回帰。
「自信を持て。キミは上手いんだから」
自分の良さを理解し、しっかりと調整して挑んだ2度目の挑戦です。
ベスト8だった去年、「あとひとつ勝ちたかった」という思い。見事に達成。
そして迎えた全国大会三位決定戦の舞台。
ほんの三年前まで地方大会の1回戦で最初の正座の時点で既に頭の中身が吹っ飛びカチコチのロボット状態で、終わってもやった事すらいまいち記憶があやふやで、というのを繰り返していた姿を知っているこちらとしては、あの自信に満ちた堂々とした法形はそれだけで感動を与えるものでした。
出場できなかった子の思いを背に、全国三位。おめでとう!
志木、この階級はメダル2つゲット。

・高学年法形女子A
昨年、低学年の部で準優勝。
今年は階級が上がり難しくなると思われた中でもしっかりと勝ちを拾い、山梨、埼玉と優勝。
ただ、高みを追い求めすぎるが故の焦りが彼女自身のメンタルを追い詰めていきます。
もっと上手く。もっと強く。高まる緊張。闘志全開。
結果は、旗が割れてのベスト16。悔しい。悔しすぎる。
もっとこうしていれば、もっとああしていれば。消化しきれない様々な思い。
しかし、負けた瞬間から彼女の中では既に次の全国が始まっています。
練習の虫の逆襲。来年、待ってろよ!

・高学年法形女子B
三年連続三種目出場。
ここまで後輩たちが通る道を、先陣切って片っ端から切り開いて来た志木躰道復活のパイオニアもいよいよ小学六年生になりました。
最近ではその後輩たちにも勝てなくなり、何が正しいのか、どこが悪いのか完全に見失ってしまったまま挑む事になってしまった4度目の個人法形。
あっさりと初戦負けしてしまいヤケクソ開き直りモードに。続きは後述の実戦で。

・中学生法形女子A
個人法形での出場は2度目。
階級が上がり、今年はチャレンジの年と位置付けていた事が逆に奏功し、力まない美しい法形で安定感抜群。
所作、礼法などを完璧にこなす、しっかりとした真の武道家。
強豪ひしめくこの階級で大健闘のベスト8です。

・中学生法形女子B
全国大会初参戦の中学二年生。
心臓に毛が生えているのか、ポーカーフェイスなのか、大舞台でも良い意味でいつもと変わらない法形。
緊張感を力に変える強さ。
初戦負けをしてしまいましたが、ただ負けて終わりではないのがこの子の特徴。
次の一年で一番伸びる可能性を持っています。
課題を研究し、来年は間違いなく一皮むけた姿を見せてくれるでしょう。

・高学年男子実戦A
昨年に引き続き、これ1本に絞っての出場。
強豪ひしめく山梨で準優勝。埼玉で優勝。
文句なしの実績を引っ提げての登場でしたが、手堅くいきすぎました。
気持ちと体が一致せず、本来の実力を発揮する前にタイムアップ。
無念の初戦判定負けです。
課題は調子の波をコントロールできるようになる事かな。

・高学年男子実戦B
満を持して志木のエースがこの種目初出場。
が、早々に腹にいいのを貰ってしまいました。
丁度プロテクターと下腹部の隙間。戦意喪失。
「いつまでも痛いふりしてんじゃねえよ!」
医務室で母ちゃん激おこ。
エースの実戦はここからがスタートです。

・高学年女子実戦
五年生の時に初戦で場外ポイント1回での負けを経験した次の年はメダルが取れる。(昨年の高学年女子実戦AとB参照
というジンクスを信じて、この種目は2度目の出場。
全ては全国でメダルを取るために。
地方大会でもそれぞれ1つずつテーマを決めて、テーマがクリアできれば勝ち負けは度外視、というやり方で全国に照準を合わせてやれる事は全てやってきました。
さらに、法形を初戦負けした事により開き直ったのが良い方向に転がります。
試合中に戦術を組み直す余裕、全てがスローに見えたというゾーンに突入。
バッティングを食らっても、「痛いけど痛くないです。すぐやれます。止めないで下さい」と、続行をアピール。
「タイムしたら休めるけど、自分に流れが来てるから絶対にこれを崩したくなかった」という振り返ってのコメント。
なんとなんと準優勝。ジンクス通りメダル獲得です。

・中学生男子実戦
昨年、この競技でベスト8。
当落線上にいた弱気な姿はそこにはなく。
しかし、初めて見る技に驚いてしまい気がついたら終わってしまいました。
全く良い所が出せず、悔いの残る瞬殺による初戦敗退。
センスはあるのでもう一度チャレンジャーの気持ちに立ち返り、再スタートです。

・中学生女子実戦
昨年は高学年で全国三位。
今年もその強さは健在で、地方大会ではそのしなやかさと抜群の当て感で級位の大学生を翻弄しまくってきました。
チャレンジの年と位置付けた今年ですが、中学生でも十分戦える事を証明したと思います。
法形に続いて手ごたえを感じたベスト8です。

・高校生級位法形
昨年、新人がいなくて級位で出るしかなかった中、4位と大健闘しました。
で、今年。今度は級位がいなくて…と、もう一人いた!良かった!
相手がいなければ試合が成り立たない。戦う前から対戦相手に感謝であります。
お互いが全選手中恐らく最後の登場となった級位法形競技決勝戦。
勝っても負けても1試合。
長過ぎた待機時間に「志木道場みんなのお兄ちゃん」はガクブルしてました。
やばい!全然いつも通りできない!
辛うじて勝ちはしたものの、全く自分の法形が出来なかった事で「教えてくれている先生方や対戦相手に申し訳ない」を連発していました。
でも、実際に金メダルの重みを感じたら嬉しさがこみあげてきたようです。
優勝おめでとう!一生もんの勲章だぜ!

・展開競技
何度も言いますが、二年前はひとつ上に5.5点差をつけられてのぶっちぎり最下位でした。
昨年はしっかりとその5.5点を埋めて最下位脱出。
今回はもうひとりメンバーを入れ替えて躍進すべく第二章の始まりです。
目標は中位、あわよくば決勝。そのために必要な点数は、約9点。
単純計算でひとり1.5点の上乗せ。いけるか?無理か?
メンバー確定時、どうも気持ちが乗りきれず、厳しい練習についていけないスタートとなりました。
それは、年上の新メンバーに対してお互いが遠慮してしまっていたから。
それを察した保護者側が次々とイベントを打ちます。
公園で遊んだり、城西大学の躰道部に行ったり。
一番の転機はニクオンへの参加だったかもしれません。
全員で意見を出し合っての急造ミニ展開。
あれで全員の心がまとまったように思います。
以降、「僕が何もしていない時間がある」「私の技が間に合わない」「それだと極め技が当たらない」「この間合いだと場外に出ちゃう」などと次々と意見が飛び交うように大変貌。
これがチームだ。これが仲間だ。
城北大会、埼玉大会、城西大会、日米交流、この4つの大会をフルで使ってマイナーチェンジを重ねながら、いよいよ全国へ。
二年前、静岡の地で「この年齢でこれだけやれるのは将来やばいな」と言ってくれた当時の宮城県展開チーム、今回の石巻の会場にいたかな?見てくれたかな?キミたちのあの言葉、ずっと胸にあったよ。

1番:眼力満点。美しい所作も完璧で予選トップを獲得。
2番:元主役。チームの隠れた精神的支柱。
3番:最年長の新メンバー。ラスト1ヶ月の伸び率は半端なかった今回の立役者。
4番:捻り王子。この種目のみエントリーという悔しさを全てぶつけるようにひたすら捻る。
5番:イレギュラーにも対応できる柔軟さを身に着けた真面目マン。
主役:ヤバい奴筆頭。何でもできる異次元の主役。

というわけで、子供達、見事に9点を埋めてきました。
超絶ジャンプアップの4位を獲得。もう一度できる、決勝進出です。
残念ながら決勝では下剋上叶わず4位のままでのフィニッシュでしたが、本当によくがんばりました。
確実に成長していく姿を全国に見せる事が出来たと思います。
なんならモデルケースにもなり得るんじゃないかくらいに。

しかし、当然これで終わるつもりはさらさらありません。
メンバーの中心は小学生。
まだまだ伸び代の部分だけはどのチームよりあると確信しています。
優勝するにはここからさらに5点の上乗せが必要。
単純計算でひとり1点ずつ。
まだまだ修正点は山ほどあるので、決して不可能な数字ではありません。
気が付けばメンバーの半分以上が全国個人メダリスト。
結成当初からしたら考えられない箔の付いた遜色のない布陣になってきました。
彼らの成長ストーリーはここまでが第二章。次からは第三章へ突入していきます。
現在中学二年生のメンバーがいるので、来年は彼にとっては最後。
花を持たせてやりたいところです。
なお、目指す所は優勝ですが、優勝イコール終幕ではありません。
ずっと言っている継続する事の大切さ。
メンバーを入れ替えながらクオリティを維持していく準備も整えております。
皆様、今後の志木展開チームも楽しみにしていて下さい。(って言っちゃったよどうしよう)



さて、総合成績は20ポイントで6位。
三年前 1ポイント。
二年前 1ポイント。
去年 9ポイント。
今年 20ポイント。
ゆっくりと階段を上るようにポイントを上積み中。
こちらの総合優勝も密かに狙っております。
だいたい3倍にまで増やす必要がありますが、究極の目標として。

やってやれない事はないと思います。
なにせ、今志木には現役の子供チャンピオンと現役の壮年チャンピオンがいるのだから。
お手本としてはこれ以上のものはないでしょう。
一般は単純に頭数がないので、大学生、躰道部OB、などなど連絡お待ちしております。



最後に。
宮城の皆様、関係者の方々、ありがとうございました!
志木のとある先生が言いました。
「なんか本当に強豪っぽくなっちゃったな」
いやいや。まだまだこれからです。



(※ 掲載している分の選手の活躍は保護者の許可を得ております)
by shikitaido | 2018-08-12 21:00 | 大会